よくある質問
シュリンプ飼育のよくある質問。水質・餌・繁殖・混泳ほか。
Caridina 系と Neocaridina 系の違いは?
Neocaridina(レッドチェリー、ブルーベルベットなど)は pH 6.5〜8 の幅広い水質に適応し、中性〜硬水でも飼育できる丈夫な入門種。Caridina(CRS、ピント、スラウェシ系など)は専用水質を要求し、多くは active soil による軟水・弱酸性、スラウェシ系は高水温のアルカリ硬水が必要。価格も Caridina の方が 5〜50 倍高い。
シュリンプ飼育の入門種は?
レッドチェリーシュリンプ(Neocaridina davidi)。水温 18〜28°C、pH 6.5〜8、GH 6〜10 と適応範囲が広く、熟成した水槽ではよく繁殖する。何より「失っても痛くない価格」(日本で 1 匹 200〜500 円程度)で、立ち上げの失敗から学べる。
シュリンプ水槽にソイルは必要?
種による。Caridina 系(CRS、ピント、ターボビー)は ADA アマゾニアなどの active soil が必須 — pH を下げて軟水化するため。これ無しでは繁殖が安定しない。Neocaridina(チェリー、ブルーベルベット)は不活性な砂や砂利で十分、ソイル不要。スラウェシ系は細かい不活性砂と高 pH の安定水質が必要で、ソイルを使うと pH が落ちて崩壊する。
TDS・GH・KH とは?
TDS は Total Dissolved Solids(総溶存固形物量)で、水中ミネラル総量を ppm で示す指標。GH は General Hardness(総硬度)で、カルシウム・マグネシウムの濃度。エビは脱皮の殻形成に GH を必要とする。KH は Carbonate Hardness(炭酸塩硬度)で、pH の緩衝能力を示す。Caridina 軟水系は TDS 100〜160、GH 4〜6、KH 0〜2、Neocaridina は TDS 150〜250、GH 6〜10、KH 2〜8 が目安。
小型シュリンプに適した水温は?
Caridina 系(CRS、ピント、タイガー)は 20〜24°C が好適。Neocaridina は 18〜28°C と幅広く適応。スラウェシ系(カーディナル、ハーレクイン)は 27〜30°C — 熱帯湖固有種なので高水温が必要。具体的な数値より「安定」が重要で、日内変動を ±1°C 以内に収めることが望ましい。
シュリンプが繁殖しないのはなぜ?
よくある原因:(1)立ち上げが浅い — 生物膜の熟成に最低 2 ヶ月かかる、(2)水質が範囲外 — TDS・GH・KH が種の要求値とズレてる、(3)オスメスの偏り or 同性しかいない、(4)清掃しすぎ・週 20% 超の水換えによるストレス、(5)混泳魚が稚エビを捕食 — 小型テトラでも生まれたての稚エビは食べる。
脱皮後にシュリンプが死ぬのはなぜ?
原因はほぼ「白いリング(脱皮不全)」で、エビが古い殻を完全に脱げず首元で詰まる現象。原因の大半は水換え時の急激な GH・TDS 変動。**換水前に必ず添加剤で水質を合わせ**、週 10〜15% の換水量に抑えること。
シュリンプは魚と混泳できる?
成体エビは温和な小型魚(オトシン、ピグミーコリ、エンドラーズなど)とは問題なく混泳できる。ただし**稚エビはほぼ全ての魚にとって餌**で、ネオンテトラでさえ食べる。繁殖させて数を増やしたいなら**シュリンプ専用水槽が必須**。混泳水槽は「成体を維持するが繁殖は諦める」運用になる。
小型シュリンプの寿命は?
Neocaridina(チェリー、ブルーベルベット)は 1.5〜2 年、Caridina(CRS、ピント)もほぼ同じ。大型のフィルターフィーダー(バンブーシュリンプ、バンパイアシュリンプ)は 5 年以上生きる個体もいる。水質不良や水温の不安定は寿命を大幅に縮める。
シュリンプ水槽に苔が出る原因は?
苔は栄養 + 光で増える。主な原因:(1)餌の与えすぎ — 食べ残しが栄養源になる、(2)照明時間が長すぎ — 強光で 8 時間超は出やすい、(3)立ち上げ未完了で栄養が処理されていない、(4)強光・低 CO2 のアンバランス。シマカノコガイやヤマトヌマエビは多くの苔を食べてくれて、淡水中では繁殖しないので増えすぎ心配無し。